スイスと山とドイツ語と

山行記録とドイツ語メモ by スイスの駐在妻

【山行④-2スイス・ツェルマット】フルアルプヒュッテ周辺のハイキング

フルアルプヒュッテ到着後のちょこっとハイキングの記録。

ツェルマットで満喫した氷河の見納めに、少しでも近くで眺めようということで上る方向へ歩いてみました。

  

概要

フルアルプヒュッテから1時間弱上り

そこでぼけーっと景色を満喫すること1時間半。(長!)

のんびり戻って1時間

 

概要以下?のなんとものんびりな記録です。

 

おススメ度

氷河地形のラテラルモレーン上を歩くコース。

いわゆる尾根なんだろうけれども、なんとも不思議な風景で高度感もあってドキドキ。

マイナーなところなので人も少ないし、フルアルプヒュッテに泊まる方にはおススメです!

 

ポイント:氷河とマッターホルン

レベル:中級 スイスの白赤白(Bergwanderweg)

時間:往復2時間

 

ラテラルモレーンの上を歩いてみよう!

氷河地形についてのサイトを読んでからツェルマットには行ったけどなかなか難しい。このブログを書くために再度調べなおしました。専門家ではないので間違いがあるかもしれないので、気になる方は自分で調べてみてください。

フルアルプヒュッテから上る方向へ行こうとは決めていたけど、どのコースを行くかは未定。あの尾根の上歩いてる人おるで!なんか気持ちよさそうやん!ってことでコース決定!

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ラテラルモレーン

なかなかすごくないですか?右前方にはフィンデル氷河 Findelgletscher。氷河が後退しているから今はないけど、歩いてるところもきっと氷河あったんやろな~氷河が運んだ砂や岩が堆積したところをモレーンというそうですが、その上を歩きます。右側は完全に砂利で左側は草が生えてきている。なんだか不思議な光景。そして右側は結構な高度感で高さがあります。しかも灰色の砂利だからなんかこわい。触ってみたらしっかり硬いんやけど、なんか崩れたりせえへんのかな、とか考えてしまって。ある程度道幅があるところはいいけど細くなると、左の斜面側に寄って尾根部分は歩けないビビり。まだ道は続いてたけど、怖くなって500mちょっと歩いてから左手の安全そうな道に合流しました。

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振り返るとマッターホルン

 

ここからTaesch方面の上級コース(白青白)の分岐まで歩きます。

氷河を眺めながらのんびり

分岐近くの岩に腰かけて休憩タイム。でもここからだとモレーンが目の前にあって氷河がよく見えない。高度感が怖かったけど、そこで座ってる夫婦や歩いてくる若者に勇気をもらって、モレーン上に座ってみた。やっぱりどきどきしたけど、眺めは最高!!

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Findelglescherを眺める

ちなみにこのモレーン上の道は地図では黒の点線。つまり轍はあるけど、ちゃんとマークはついてないので、整備されているわけではなさそう。私が怖くてすぐに中級コースのマーク付きの道に移動したけど、何人かは歩いているのを見かけました。一応張り紙みたいなのがされていて、おそらく注意マークでした。(遠くから双眼鏡で覗いて目を凝らしたけどはっきりとはわかりません。怖いのでそこまでも行けてません。)ので、こちらの道は自己責任ですね。とってもいい景色なのですが、写真を撮る時も足元にはご注意ください。 

奥に行くと小さな湖があって、風さえなければここでも逆さマッターホルン見えると思う!あとクライミングコースが整備されていて、ビレーをつけて上っている団体もいました。(クライミングコースはヒュッテに詳細が掲示されています。)ヒュッテ奥はあまり人もいないし、なんだか隠れたいい場所を見つけた気分でよかったです。

満足満足

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犬が吠えていたから見上げてみるとシュタインボック!

ワンちゃん教えてくれてありがとう!




 

【山行④スイス・ツェルマット】ロートホルン→フルアルプヒュッテ

今日の目的地はフルアルプヒュッテ。

とりあえずマッターホルンを眺めながらのんびりのんびりデイ。山小屋泊はそこが魅力。山行も大変じゃないコースを選択したので、ぼちぼち行きましょう。

概要

スタート地点:ロートホルン Rothorn 3103m

経由地:ステリゼー Stellisee 2537m

ゴール地点:フルアルプヒュッテ Flualp 2620m

時間:11:30発 14:00着

行動時間:2時間30分(休憩 約40分)

全行程:4.4km、上り96m、下り570m

※全行程はKarten der SchweizのHP測量で確認(やや曖昧)

 

おススメ度

色んな歩くコースがあるのでレベルや時間に合わせて選べるのが魅力。

高いところまで一気にケーブルカーとゴンドラで行けるから楽々。ゴンドラ駅すぐではなくて、ちょっと歩いていくレストランをお探しの方にちょうどいいと思います!

 

ポイント:まさにマッターホルン!の方角がこちらからの眺めです♪

レベル:中級 スイスの白赤白(Bergwanderweg)

時間:1時間50分(下りメイン)

 

ツェルマットからロートホルンへの楽々移動

 スイスの山岳交通機関の発達に感謝

ツェルマット Zermatt 1620mからスネガ Sunnegga 2288mまでは地下ケーブルカー。(約5分)

スネガからブラウヘルト Blauherd 2571mまではゴンドラ。(約7分)

ブラウヘルトからロートホルン Rothorn 3103mまではロープーウェイ。(約6分)

 

備考)・Half  Fare Travelcardで25.5CHF

   ・所要時間 約18分

   ・Harf Fare Travelcardを併用する場合はオンラインでは購入不可。券売機で購入しました。

 

一気にいけばあっという間に上がれちゃうけど、私たちは駅ごとにのんびり景色を楽しんでいたので、地下ケーブルカーの駅を9時半に出発したのに、ロートホルンから歩き始めよう!となったのは11時半、、、2時間もかかってる。笑

 

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左から順にスネガ、ブラウヘルト、ロートホルンの各駅近くからのマッターホルン

(写真での違いは、、、ほぼない汗笑)

ツェルマットからスネガまでは地下―ケーブルカー。標高差約680mを一気に駆け上がる。びっくりするくらいむちゃ速い。

そこで相席したのがこれからタンデムパラグライダーをするお二人。余裕のあるインストラクターのお兄ちゃんと少し雑談。「ルツェルンから来たよ!」と言うと、「エンゲルベルグでパラグライダーしたことがあるけど、湖と山があってすごいよかった!ツェルマットとはまた違っていい景色だよね~!」とのこと。プロのパラグライダーの人にそう言ってもらって、なんだか褒めてもらった気分。そう!ルツェルン位置する中央スイスはアルプスみたいなものすごい高い山はないんやけど、湖に山、広がる牧草地でよい景色なんです!!お客さんであるおっちゃんはどうやら少し緊張しているみたいで口数少なめ。初めてのパラグライダーらしい!いい景色が見れるといいね~!

 

スネガは駅併設のレストランが絶好のマッターホルンの展望台になっていて、ここでのんびり食事をしながら日光浴なんてのもステキだな~と。すぐ近くにライゼーがありますが、明日はここをゴールに設定しているので今日は上から見るだけ。子供用の遊具もたくさんあって楽しそう。

 

ブラウヘルトまではゴンドラで上ります。レストランは営業してなかったけど、冬メインなんかな?リフトの乗り場もありました。ここから色んなところへ行くハイキングコースもありますが、今日は楽々コースを選んだので私たちはロープーウェイ。ロートホルンまでロープーウェイなら6分やけど、歩きなら1時間40分の上りになります。ロープーウェイは15分毎に出ていたので乗継は気を付けた方がよいかと思います。景色に見とれてて乗り遅れるとしばし待つことになっちゃうしね。(ま、いい景色やからそれはそれでいいけど!)

ロートホルン、ちょうど私たちが行ったときは絶賛工事中でレストランもトイレも開いてませんでした。テラスのベンチに腰掛けて景色を楽しむ人や持参したランチを食べる人。周りにはモニュメントがたくさんあって、見えている名峰の石と初登頂した人と日付、その山にまつわる名言等が記されていました。それぞれに写真を撮っていたら意外と時間がかかってしまいました。名言はなんと日本語でも!びっくり!

 

ではではやっとこさここから出発です!

(日焼け止めを塗りなおそうと思ったら、気圧の変化のせいかクリームが噴き出るというハプニング。笑確かにツェルマットからやと1500m上がってるしな、気を抜いていた。。笑一気に標高が上がる時はお気をつけくだいませ。)

 

ロートホルンからフルアルプヒュッテへ

案内の標識に従って歩きます。工事車両が通れるようになのか、かなり広くて砂利の道を下ります。脇の草が生えたところを歩いたりしてうまい具合に下りました。どちらにしても砂利はすべるし、草のとこはぼこぼこやし注意は必要ですが、難しくはないです。Oberrothornの分かれ道までは約15分の下り。ここから上りたい人はコースタイム1時間10分だそうです。

ロートホルンの駅から約1時間半で3415mまでいけるってなかなかすごい!日本だと3000m級に上るとなるとそこそこの気合と時間が必要な気がする。上ることも候補には入れていたけど、私たちはフルアルプヒュッテから氷河により近づくハイキングをしよう!ということで、上までは行きませんでした。さらなるいい景色は待っていると思います。

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Oberrothornへの分かれ道

フルアルプヒュッテまでは広くてマウンテンバイクも走る道と狭い歩きだけの道が入り混じります。広い道はおそらく冬場のスキーコースではないかと推測します。狭くて歩きでしかいけない道の方が楽しい!

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左)広い道は歩きやすい 右)ごつごつ岩の道とマッターホルン

Oberrothornの分岐から1時間でステリゼーSteliseeに到着。この湖まで下りなくてもフルアルプヒュッテには行けるのですが、ステリゼーは逆さマッターホルンが見れる湖!ということでお昼ご飯を湖沿いで食べたくて下りてきました。

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ステリゼー Stellisee

ステリゼーはさすが人気スポット、たくさんの人が湖周りでのんびりピクニックしたり、泳いだりしていました。最高の景色を眺めながら贅沢なお昼ご飯。やや風があって逆さマッターホルンには巡り合えなかったけど、また明日のお楽しみ♪

ステリゼーから約15分でフルアルプヒュッテに到着です。今日の第一の山行完了!

 

フルアルプヒュッテからのちょこっとハイキングと山小屋情報、翌日の帰途については別記事で書くことにします。

 

小話 kobanashi

今日はヘルンリ小屋で買った限定Tシャツをおそろいで着てうきうき。ペアルックはなかなかせんけど、色違いやし、山やしいいやんな!ってことで。

するとなんと!ステリゼーからフルアルプヒュッテの間でヘルンリ小屋のTシャツを着ている女性とすれ違い、、、「こんにちは~」と挨拶をしてきてくださり、私たちも「こんにちは~」

色まで同じやった!やはり日本人好みのデザインなのか。ってか、おそろで着てた気づかれたかな~ってちょっとはずかしくなった。笑

普段のツェルマットは日本人多いって聞くけど、今はコロナで日本人というかアジア人が少ないからかなりびっくり!たった一言の挨拶やけれども、夫婦の会話以外で日本語を発することはないからちょっとうれしかった。

というお話でした。では。

【山行③スイス・ツェルマット】トロッケナーシュテーグ→(Matterhorn glacier trail)→ヘルンリ小屋→シュワルツゼー

マッターホルンを眺めながらの山歩きにマッターホルンタッチ!

今日はマッターホルン尽くし!!

概要

スタート地点:トロッケナーシュテーグ Trockener Steg 2939m

経由地:シュワルツゼー Schwarzseeの少し(30分くらい)上

    ヘルンリヒュッテ Hörnlihütte 3260m

ゴール地点:シュワルツゼー Schwarzsee 2583m

時間:9:30発 16:40着

行動時間:4時間50分(休憩 1時間50分)

全行程:12.7 km、上り698m、下り1047m

※行動時間と全行はアプリ[bergfex Touren]の記録

 

おススメ度

ここはかなりおススメ!!!

トロッケナーシュテーグからシュワルツゼーまではマッターホルングレッシャートレイル Matterhorn glacier trail と名前がついていて、ずっとずっとマッターホルンを見ながら歩ける。ここからのマッターホルンは有名な形とちょっと違って、またそれがかっこいい!そして道の感じが月?火星?を歩いているみたい。

そしてヘルンリ小屋はマッターホルンにアタックする人が泊まる山小屋。ここに泊まることも考えたけど他の山小屋よりかなりお高かったので、日帰りでいこうとなりました!

ふたつの有名どころの道を同じに日に一気に歩いちゃおう!という欲張りプランです。マッターホルングレッシャートレイルだけ、シュワルツゼーからヘルンリ小屋の往復ももちろんありです。

 

ポイント:マッターホルン尽くし!

レベル:中級 スイスの白赤白(Bergwanderweg)

    上級 スイスの白青白(Alpinwanderweg)

時間:トロッケナーシュテーグ→シュワルツゼー 2時間

   シュワルツゼー→ヘルンリ小屋 2時間15分(上り)

                  1時間30分(下り)

 

月?火星?のイメージ!マッターホルングレッシャートレイル!

標準コースタイム 2時間(トロッケナーシュテーグ→シュワルツゼー)

ツェルマットからゴンドラに乗って一気にトロッケナーシュテーグまで行きます。チケットはコンビチケットで前日に購入しました。

備考)・Half  Fare Travelcardで37CHF

   ・所要時間 約?分

   ・Harf Fare Travelcardを併用する場合はオンラインでは購入不可。かつ単純な片道/往復切符は券売機で購入できますが、コンビチケットは見つけられなくて窓口で購入しました。

   ・コンビチケットは色んな種類があります(要HP確認)。今回はマッターホルングレッシャートレイル用の【ツェルマット→トロッケナーシュテーグ、シュワルツゼー→ツェルマット】のコンビです。

 

前日ののんびりデイで景色は充分に堪能していたので、トロッケナーシュテーグ駅ではトイレと準備体操をしてすぐに出発です!

そしてすぐさま広がる感動の景色!

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マッターホルングレッシャートレイルの始まり

真っ青な空にしっかり三角のマッターホルン!!岩がごろごろ。鉄分が多めに含まれているのか全体的に赤茶色の景色が月?火星?のイメージでかなり楽しい!

道は整備されているのでどこを歩くかは分かりやすいですが、岩がごろごろしているのでちゃんとしたトレッキングシューズがいいと思います。ひたすら歩きながらマッターホルンを見ては「おー!」と感動し、快適に歩きます。はじめの方は緩やかな上り下りを繰り返して、その後はごろごろ大きめの岩の道を下ります。はじめは初心者向けかな?と思ったけど、やはり中級コース。歩きごたえありです。

そして、写真(右)の橋のところから20分ほどの上りになります。がんばれ!(あれ?一時かなり近づいていたヘルンリ小屋からまた遠ざかる。今日はそこまで行くのにな~)

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左)岩と砂の道 右)下り切ったところに橋

上った先に分岐の案内。シュワルツゼーまで下りで30分。ヘルンリ小屋まで上りで1時間30分です。ここでマッターホルングレッシャートレイルの方は下りの道へ行ってくださいね!シュワルツゼーから往復の人はここまで約30分くらいのはずです。

(ん?現在時刻11時25分マッターホルングレッシャートレイルの標準コースタイムが2時間やのに、ここまで2時間かかっている。たくさん写真を撮ったり、マッターホルンに見とれてゆっくり歩いていたらしく25分オーバーです。汗笑)

さあ!ヘルンリ小屋までの上り1時間半(標準タイムで行けるかな?)頑張りましょう!!

 

いざ!ヘルンリ小屋へ!

色々下調べした時にシュワルツゼーからヘルンリ小屋のコースは白赤白の中級コースとの情報が出ていたのですが、白青白の上級コースになっている。今年から変わったんかな?看板もヘルンリ小屋の矢印だけ新しくなっている。もしかコース変更で難しくなっていて無理そうなら引き返そうな、と話して出発しました。(心の中はわりとドキドキ葛藤。ツェルマットで上級コースデビューしてるし行けるかな?でもガイドさんなしでうちらだけで行ける?でも結構色んな人が行ってるブログあったし行けるかな?)とにかく安全第一や!

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左)ヘルンリ小屋へ 右)下が丸見えの道

分岐が2775mなのでヘルンリ小屋3260mまで標高差約500mひたすら上りです!がんばろう!!

歩き始めると人工的に作られた下が丸見えの道。どきどきする。(夫はこういう地面がない道が苦手らしい。汗)こんな道はここだけでした。ここからはひたすら上り。がんがん上ります。上りはほとんど写真を撮る余裕もなく、下りも同じ道やから帰りに撮ろう、ということで息を整えながら上ることに専念します。確かに上級コースだと感じる岩々とロープを張ってくれてるところもありますが、足場はしっかりしているので一歩一歩確実に歩きます。ブログで梯子ありの情報を見ていたけど、かなり急な階段が2か所あっただけではしごではありませんでした。(梯子は手も使うイメージで判断しています)ヘルンリ小屋の直前一部だけは岩の階段でした。

ひたすら上り続けて12時50分にヘルンリ小屋到着!!分岐から1時間20分!標準タイムより短くいけてるやん!うちらにしては珍しい!がんばった!!

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左)上ってる道を振り返る 右)ヘルンリ小屋

マッターホルンタッチ!

ヘルンリ小屋から10分弱歩くと、マッターホルンの取りつき場があるのでそこまで行きます。ここまで来たからにはタッチしとかないと!!

取りつき場の直前には雪が残っていました。みんな歩いてるけど気をつけて。

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左)マッターホルン取りつき場 右)はじめのロープを持って記念撮影

ここの記念撮影は有名なのか、先にいてる人から順番にロープ持って写真を撮っています。もちろん下りてくる人がいたら譲ってくださいね。

記念撮影をしたらヘルンリ小屋でお昼ご飯。お昼ご飯はパンで簡単にすますことが多いけど、調べている時にランチの写真がおいしそうだったのでヘルンリ小屋はランチしよう!となってました。カレースープとロスティの目玉焼き付きをふたりでシェアしていただきました。おいしかった!!

 

お昼ご飯もしっかり食べて、のんびり山々を眺めて、ちゃっかりヘルンリ小屋のグッズも購入(よかったら最後の小話kobanashi読んでね!)。あ、ヘルンリ小屋のトイレをお借りしましたが、便座がないタイプでしたのでメモまでに!

のんびりしてたらあという間に14時や!出発!

 

景色を楽しみながらヘルンリ小屋からシュワルツゼーへ

ヘルンリ小屋からは上ってきた道を下ります。急なので気をつけて。上りは息も上がるし目の前に必死やけど、下りの方が高度感があってドキドキするかも。

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左)Stafel方面。向こうの道の先にSchönbielhütteがあります。

右)途中の急な階段。手すりを持って前向きに下りれるくらい。

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左)これから歩く道がよく見える。 右)振り返るとマッターホルン

シュワルツゼーが見えるところまできたら、最終のゴンドラの時間にも間に合うことが確実になったのでもう大丈夫。景色のいいところでのんびりタイム。きっとここでの時間で休憩時間が長くなったと思われる。山って永遠に眺めていれる気がする。

 

シュワルツゼーには16時40分に到着。今日の山行完了!

あ~!ホントにホントに楽しかった!!

 

小話 kobabashi

ヘルンリ小屋グッズ。こちらも下調べの時点でバンダナがあるらしいとチェック済み。かわいかったら買おうと思っていて、、、バンダナはなかったけど、Tシャツ・帽子・ヘッドバンドがありました。

Tシャツがむちゃいい感じで青・グレー・グリーンが飾られていて、夫に「買えばー」とそそのかしてたんやけど、他の色ある?って聞いたらピンクとオレンジが!これは私もほしい!モンテローザ小屋では買わなかったけど、Tシャツを色違いのお揃いで買ってしまいました(Tシャツ1着35CHFでした)。デザインはヘルンリ小屋の限定感が全面に現れていて最高!!ここでしか買えない!!マッターホルンにアタックしたわけではないけど、ヘルンリ小屋も十分がんばらないと来れへんし!頑張ってここまで上った人にしか手に入れられない!!(ちなみに、、、モンベル製品でした。さすが日本人のほしくなるデザインがわかっていらっしゃる。笑モンベルマークの真ん中もエーデルワイスになっていて、スイス限定デザイン。)

めったにお土産買わないのにTシャツ買っちゃって、ふたりしてにやにやしながら下りましたとさ!笑

【スイスドイツ語】数字 20~100

ドイツ語メモの数字の続き。

スイスドイツ語の情報って需要あるんかな?

ま、いっか。まずは書く習慣と鍛錬!自分の覚書にもしたいので書きます。

 

 

第2回目は数字の続きで10刻みで!

 

※注意※

スイスドイツ語は話し言葉で正確な綴りはありません。自分が思う綴りで書いていいよと言われます。笑

スイスドイツ語と言ってますが、地域によって違うのでこちらに記載するのはルツェルン近郊での言葉になります。

 

標準ドイツ語とスイスドイツ語

20     zwanzig     zwönzg(i)

30     dreissig     drissg(i)

40     vierzig     vierzg(i)

50     fünfzig     füfzg(i)

60     sechzig     sechzg(i)/sächzg(i)

70     siebzig    sebzg(i)

80     achtzig     achtzg(i)

90     neunzig     nünzg(i)

100    hundert     hunderi

 

ちなみに、、、

23     dreiundzwanzig     drüezwönzg(i)

75     fünfundsiebzig     füfiesebzg(i)

86     sechsundachtzig     sächsenachtzg(i)

„und”は„e”に、

後ろが„achtzg(i)”だと„ea”は発音しにくいので„en”でつなぎます。

小話 kobanashi

 

発音の違いのこと。わざわざスイスドイツ語の数字にしなくても、標準ドイツ語の数字読んでても発音が変わってくる。

X0の„~zig”の発音の違いもあります。

標準ドイツ語だと„ツィヒ”

スイスドイツ語?スイス人は„ツィク”

 

スイスで勉強してるから、自然と„ツィク”になっている自分。

A1の時も両方の発音を先生が教えてくれて、どっちでも発音しやすい方でいいよ~って。なんとなくみんなスイス寄りになっていく。笑

なんなら教科書付属のCDもベースは標準ドイツ語なんやけど、ところどころスイスの発音で録音し直してくれている。それ聞いてればスイスよりになるよな~笑

まあ生活しているのがスイスなので、そっちの方がありがたいんやけど。

色々発見がおもしろいドイツ語の勉強。

 

【スイスドイツ語】数字 1~10

ドイツ語メモも書きたいと思って始めたこのブログ。

山のことしか書いてないし、山情報を書くならちゃんとしないとと思ってしまって重い腰が上がらずしばらくさぼり気味。(1か月も書いてなかった。汗 ドイツ語学校を再開させたしとか言い訳してみる。)

 

ちょっと気分転換にドイツ語メモを書いてみようと思いたったので、簡単に。

私が通っているドイツ語学校ではたまにスイスドイツ語も教えてくれる。

基本は標準ドイツ語やけど、プチ情報で少しずつ教えてくれるので楽しい。

第1回目は数字から!

 

※注意※

スイスドイツ語は話し言葉で正確な綴りはありません。自分が思う綴りで書いていいよと言われます。笑

スイスドイツ語と言ってますが、地域によって違うのでこちらに記載するのはルツェルン近郊での言葉になります。

 

標準ドイツ語とスイスドイツ語

1     eins     eis

2     zwei     zwoi

3     drei     drü

4     vier     vieri

5     fünf     füfi

6     sechs     sechsi/sächsi

7     sieben     sibni

8     acht     achti

9     neun     nüni

10    zehn     zäni/zehni

小話 kobanashi

このスイスドイツ語での数字、買い物中に聞きとれたときはむちゃうれしかった!!

スーパーで買い物をしていて、レジの列が長くなると店員さんが他の店員さんを呼んで、レジが新しく開きます。その時、、、

„Kasse drü, bitte!!”

【die Kasse レジ、drü 3、bitte どうぞ】

(drüっていった!3やろ!わかるで!)とテンションが上がりました。

 

ちなみに日本やと次に並んでる人のカゴを持って店員さんが「隣のレジへどうぞ」って言ってくれるけど、スイスでは(?私のいくお店だけ?)何番レジが開くよ!って言われた瞬間に反応できた人勝ち!なんなら一番後ろにいた人がさっと移動して一番にレジをすましちゃうとかあるある。笑

始めはびっくりしたけど、もう慣れたもんや。

そう思うと、日本のレジってかなり親切やな~

 

小話2 kobanashi2

レジの話を書いてて思い出したこと、もうひとつ。

買い出しの量が多い時、後ろの人の買い物が少なかったら「先に行く?私いっぱいやから」と順番を譲ることがあるんやけど、こないだ自ら「先行っていい?」と聞くおじいちゃんに遭遇。私はもちろん「どうぞ~」そしてそのまま2、3人に断って一番前に行ってた!最強おじいちゃんや!

いや~おもしろかった!

ただ理由が①少ないから+②アイス持ってて誰か?のとこに早く行きたいから、と言われたけどはっきりわからなかったのが残念。リスニング力鍛えよ~

【山行①-αスイス・ツェルマット】山小屋情報 モンテローザヒュッテ

モンテローザヒュッテ Monte Rosa Hütte

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モンテローザヒュッテ

はじめに言っときます。

ここは簡単に行ける山小屋ではありません!

しかし、氷河の中州にあってマッターホルン・氷河・モンテローザ・リスカム等の絶景の真ん中にいるような。とっても素晴らしい場所にあります。山小屋自体も2010年に新しく建てられており設備の充実度きれいさも言うことなしです!

 

私たちがこの小屋を選んだ理由は、ツェルマットで氷河歩きがしたい!ということでガイドツアーを探す中で出てきたコース。一日で往復はきついので1泊でのご提案をいただいたからです。健脚であれば日帰りも不可能ではないですが、朝晩の絶景をも楽しめる山小屋泊はおススメです!ちなみに以前は片道2時間半程のコースで日帰りもできていたそうですが、氷河の後退によりコースが変わっていてコースの難易度は上がっています。(ツェルマット山行①②をよかったら読んでみてください♪)なので、日帰りをしている記録等もありますが、どんなレベルの人なのか、いつの記録なのかを注意して確認する必要があるかと思います。

 

HPはふたつ???

英語の選択があるとのドイツ語かフランス語選択だけのと。

https://monterosahuette.ch/?lang=en

https://www.section-monte-rosa.ch/de/

 

SACのHP、こちらは英語になりました。

https://www.sac-cas.ch/en/huts-and-tours/sac-route-portal/2147000182/mountain_hiking

 

ここから先の情報は滞在して分かったことですが、

その時々で変わることもあると思うので参考までに。口コミが知りたい人用です。

私達はコロナのロックダウン明けに滞在(2020年8月)。

個室ない山小屋なので大部屋に泊まってます。

 

基本情報

料金:一泊朝夕食付き 95CHF

   コロナ対応費として一人当たり 5CHF

夕食:18:30

朝食:7:00/7:30、アタック組は2:00(チェックインの時に朝食時間を伝えます)

チェックイン:15:00以降

チェックアウト:?

・料金の支払いは夕食後。基本料金にプラスして飲み物とか軽食も合わせて支払います。

・予約はHPから(ガイドさんがしてくれました)

・キャンセルは宿泊前日の18時まで可能。その後は料金発生(要確認)

・最大宿泊人数120人(HPより)

・朝食はパンとチーズ。コーヒー、紅茶の基本セットでした。ヨーグルトもありました。しっかり食べれます。

・水は飲めないのでレストランで購入。

・朝食後に受付近くにお茶があり1人1Lまでボトルに入れることができます。私たちの時は少し甘めのお茶でした。

・インナーシュラフ必須。枕カバー必須。

・部屋は6~8人部屋が3階にわたってあるようです。2段ベット式で寝るスペースは広め。部屋の入口付近に人数分の荷物置きがあるのでザックはそこに置いて、枕元には必要なものだけ。

私たちの宿泊した日は各グループごとに部屋が割り当てられていました。(宿泊人数によると思います。コロナ対策としてもありがたい。)

・山小屋に入る時に登山靴や山道具をおける部屋があります。クロックスが用意されているので履き替えてから中に入ります。

・トイレは室内。水洗トイレできれいだった!

・洗面所もあります。シャワーも5CHFであたたかいお湯が出るようです。(未使用のため時間は不明)

 

 

だいたいこんな感じでしょうか。

 

コロナの対策はインナーシュラフ持参と入口にはアルコール消毒液を設置、食堂のテーブル間にビニールを張ってました。

食堂の席はグループごとに名前が書いてます。夕食はスープにサラダ、メインは料理名は分からないけれどごはんでした!珍しい!なんやろアジア風なんとか?サラダも山盛りで山行中は野菜不足になりがちなのでありがたい。デザートもありました!おいしかった!!

山小屋グッズはMammutのTシャツが数種類ありました。記念に買おうかな~と迷いましたが、ここまで来れたこと、絶景に満足していたので買いませんでした。ちなみにデザインのメインはMammut。モンテローザヒュッテってわかるのは肩?袖?の部分のマークのみで、このマークがメインだったらいいのに~と心で注文付けました。笑もちろんかっこいいんです!でもここでしか買えないレアさのアピールが小さい。もしくはマーク付きの小物とか?日本だと山小屋独自のTシャツとかてぬぐいとかあるけど、スイスではあまり見ない気がする。山頂アタックメインで観光客向けではないんかな、と納得させました。(絵はがきもありました!)

 

小話 Kobanashi

ガイドさんから聞いた話やけど、、、

このモンテローザヒュッテ、どこの国かは分からないけど「駐車場はどこですか?」とかいう突拍子もない電話があるそうです。苦笑

確かに新築になって設備はホテル並みやし、内装は木であたたたみのあるおしゃれな感じやけども、なぜそんな質問が???

しかし、日本語のガイド本にも「泊まってみたいツェルマットの山岳ホテル」という特集ページに載っていた。(ちゃんと山小屋とは書いてあるけど、こういう特集に入れると勘違いしちゃうんだろうな~発行が7年程前なので今はどうなってるか分かりません、、、)

そもそもツェルマットはガソリン車禁止で観光客が車で来る場合はTäschの駅前駐車場に泊めて、電車でツェルマットに入ることになってます。

 

このブログではビビらしたいわけではないけど、山行記録でもこの山小屋情報のページでも簡単に行ける場所ではないこと、相応の知識と装備が必要であることを書かせてもらってます。

もちろん十分なスキルと知識、体力があれば行けるので、自身の登山スキルを把握したうえで判断してほしいと思います。(もちろん当日の体調や天候もしっかり見極めるのも重要!)これ、登山の基本やんね!

ある人にとっては簡単でも、ある人にとってはこんなきついとこ行くの~ってのはあるあるやと思うので、登山は基本「自己責任」です。

 

山小屋情報はここまで。また思い出したら追記します。

しばらくブログをほったらかしていたので、記憶がちゃんとあるうちに(そろそろ危なくなってきた。汗)山行記録を書こうと思います。がんばろう!!

 

【山行②スイス・ツェルマット】氷河歩き モンテローザ小屋→リッフェルベルグ

氷河歩き2日目。

帰りも気を付けて、元気にツェルマットまで行きましょう!

 

概要

スタート地点:モンテローザヒュッテ Monte Rosa  Hütte 2883m

ゴール地点:

時間:8:30発 15:30着

行動時間:7時間(休憩込み)

全行程:10.36 km、上り441m、下り738m

※行動時間と全行はガイドさんにもらった記録、上りと下りは地図で測定しました

 

おススメ度

(山行①とほぼ同じこと書いてます)

氷河を装備・知識なしで歩くのはかなり危ないので、ガイドをつけるなりのちゃんとした準備は必要です。

その上でも興味がある!挑戦したい!という本気の方にはおススメです!

私たちは心の底から行ってよかったと感じてます。

モンテローザヒュッテからの帰りは基本的にマッターホルンに向いて歩く道なので、その絶景も最高!

 

ポイント:氷河!

レベル:上級 スイスの白青白(Alpinwanderwegになります。)

時間:5時間半

 

モンテローザヒュッテでの朝 そして出発

さて昨晩はまさかの雨で星空は全く期待できず、特にできることもないので早々に就寝。朝日はみれるかな~と期待して早起きしました!

結果は、、、「雲~ガス~」期待したような完璧な朝ではなかったですが、雲がピンクっぽく染まっている部分もあって、それはそれはきれいでした♪(ポジティブ!)晴れてマッターホルンに雲もなければいわゆる”ろうそくマッターホルン”が見れます!朝日の時間には全くマッターホルンは見えなかったけど、朝ごはん食べてる間に完璧に姿を見せてくれて、そのうちガスが漂いはじめ(写真タイム!)、出発時にはまた見えなくなる。朝ごはん後にとりあえず写真タイムしててよかった。ホント山の雲の動きは読めません。

※ガイドさん曰く、朝が雲がない確率が高く、夕方になるにつれて隠れることが多いそうです。なので、今日朝日の時間に雲があったのは珍しいそうです。笑

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モンテローザヒュッテからのマッターホルン


モンテローザヒュッテと記念撮影をして、いざ出発!(近すぎるとどこの工場?ってなるので、少し離れて全貌が入るところで撮りましょう!笑)

出発してすぐにマーモットに遭遇!でも私は隠れる寸前のしっぽしか見れなかった~けどそのあとちゃんと別の場所でマーモットにしっかりと見ることができました!初!!

 

モンテローザヒュッテからしばらくは岩と砂の道です。出発して1時間くらいでGornersee。ゴルナーグラートの展望台からも見えていて、昨日はこの湖上の道を歩きました。

さてこの湖横の岩になぜかTシャツの忘れ物。。。なぜ?帽子とかならわかる気がするけど、①この湖で泳いだ後に着るの忘れたんか?いや、さすがに気ぃつくやろ。②え、まさかの事件現場?でもそれなら他の荷物もあるはずや、とか。みんなで楽しく推理。結果、昨日すれ違ったお兄さんが上半身裸やったから、きっとあのお兄さんが忘れたんやな!ってことにしときました。笑

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エメラルドグリーンのGornersee

ここまでは朝で寒かったし下りだったのでフリース+レインウェアも着てたけど、いい感じに体があったまってきたのでフリースはしまいました。なかなか服の調整は難しい。この湖の先も岩と砂が続きます。途中でこの写真の橋。(モードダイヤルがずれているのは目をつむってください。)わかるかな~結構ひん曲がってる感じ。片側のてすりは奥の方に転がってます。雪の下にいる時なのか、雪解けの時かは分からないけど自然の力で金属も曲がってしまう。きっと適当な位置には置きなおしてくれていると思います。歩くのはちょっと揺れるけど普通でした。

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途中の橋

その後氷河に入ります。はじめの方は砂利がいっぱい乗っているので登山靴のまま歩きます。砂利が多くて下が氷なのか分からなくなります。完全に砂利に覆われていると滑る心配ないけど、氷の表面が見えているところは気を付けて小幅で足を移動させます。途中でアイゼン装着。そして最後の急登前でザイルもつなぎました。ザイルは滑ったりバランスを崩したときに引っ張ってすぐに戻れるように間隔短めでした。2mくらいだったかな。ここからがちょっときつかった。えって思うくらいの急斜面で、目印のポールが結構上まで続いている~。しかも幅は2、3mはあるから大丈夫やけどクレバスの間を上ります。小幅でしっかりアイゼンを氷にさして一歩一歩確実に踏みしめます。

そして最後にもう向こうの土の道に渡るよ~っていうところが、氷河が溶けて隙間だらけ。どこから渡るんやろ?でもここはプロのガイドさん。さっと道を見つけて、急だったのでピッケルで少し削って階段みたいな足場を作ってくださいました~涙写真では完全に隙間のあるところしか映ってないですが、ちょうど横に地面と氷河がつながっているところがありました。無事に氷河歩きを終えて地面に足を下ろします。(大袈裟。笑)

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左)氷河から無事に移動出来て自慢げなダンナ 右)渡ってすぐの道

この後がっと上って少し歩くとはしご!最後の難関!難関っていうほどではないけど緊張する~写真を遠くからしか撮ってなかった。けど、最後に上るところが分かりやすいかな?

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左)はしご 右)上っているところ

無事に上ってモンテローザヒュッテの旧コース部分は終わり。ここからは中級コースでローテンボーデン、リッフェルベルグを目指します。

補足)山行①でも書いたようにモンテローザヒュッテまでのコースは昨年から新コースができています。本屋で購入した地図にはどちらのコースも記載がありますが、ツェルマットで配布されている観光用のハイキングコース一覧にはこの旧コースは書いてありません。ちなみに私たちのガイドさんが仲間のガイドさんに確認してくれていたので、せっかくだから違うコースで、ということで歩きました。ただ、途中で何か所かはピッケルで氷を砕いて足場を作ってもらったりしています。「たくさんの人があるけば、前に歩いた人が作ってくれてるんだけどね~」とのことで、やはり歩く人は少ないようです。最後の渡るところはガイドさん曰く「今年は持つだろうけど、来年はどうかな~」とのことです。やはり氷河のコースは流れているので常にコースは変化しているし、氷河の溶ける影響は大いにあるなと感じたコースでした。

 

気持ちもほっとしてのんびり歩きます。本当なら目の前にマッターホルン!ですが、晴れているのに、マッターホルンの雲はなかなか取れてくれません。マッターホルンが恥ずかしがってるのかな?なかなかじらしてくれます。ま、そういう時の方が見えた時の感動は大きいからね!と話しながら。

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左)マッターホルン見ながらのコース 右)振り返ればモンテローザとリスカム

ツェルマットといえばマッターホルン!のイメージやけど、モンテローザヒュッテに泊まったからモンテローザも愛着のある山になりました。(アタックはしてへんけど厚かましくも。笑)

ローテンボーデンは最後少し上らないといけなくなるので、リッフェルベルグまで歩くことに。時間自体はリッフェルベルグまでの方がかかります。けどローテンボーデンからリッフェルベルグまでは簡単ハイキングで歩けるコースなので楽ちんです。途中のRiffelseeで休憩。マッターホルンもだいぶ見えてきた!そして湖に映っている!ここまでハーネス着けたままだったので外しました。スニーカーで歩けるレベルのところでハーネスとか、、、浮くよな。汗笑のんびり歩いてリッフェルベルグ到着。今日の山行完了!

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左)Riffelseeとマッターホルン 右)ゴルナーグラート鉄道

今日もまた本当によい山行だった!いい経験!氷河も一生に一回やな!よかった~

本当にガイドさん様様で感謝!絶対に自分たちだけでは歩けないコースやったし、もちろんガイド料はかかるけどそれで安全と経験を買い、色んな知識や話も聞けてとっても楽しい大満足の2日間でした!