スイスと山とドイツ語と

山行記録とドイツ語メモ by スイスの駐在妻

【山行④-2スイス・ツェルマット】フルアルプヒュッテ周辺のハイキング

フルアルプヒュッテ到着後のちょこっとハイキングの記録。

ツェルマットで満喫した氷河の見納めに、少しでも近くで眺めようということで上る方向へ歩いてみました。

  

概要

フルアルプヒュッテから1時間弱上り

そこでぼけーっと景色を満喫すること1時間半。(長!)

のんびり戻って1時間

 

概要以下?のなんとものんびりな記録です。

 

おススメ度

氷河地形のラテラルモレーン上を歩くコース。

いわゆる尾根なんだろうけれども、なんとも不思議な風景で高度感もあってドキドキ。

マイナーなところなので人も少ないし、フルアルプヒュッテに泊まる方にはおススメです!

 

ポイント:氷河とマッターホルン

レベル:中級 スイスの白赤白(Bergwanderweg)

時間:往復2時間

 

ラテラルモレーンの上を歩いてみよう!

氷河地形についてのサイトを読んでからツェルマットには行ったけどなかなか難しい。このブログを書くために再度調べなおしました。専門家ではないので間違いがあるかもしれないので、気になる方は自分で調べてみてください。

フルアルプヒュッテから上る方向へ行こうとは決めていたけど、どのコースを行くかは未定。あの尾根の上歩いてる人おるで!なんか気持ちよさそうやん!ってことでコース決定!

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ラテラルモレーン

なかなかすごくないですか?右前方にはフィンデル氷河 Findelgletscher。氷河が後退しているから今はないけど、歩いてるところもきっと氷河あったんやろな~氷河が運んだ砂や岩が堆積したところをモレーンというそうですが、その上を歩きます。右側は完全に砂利で左側は草が生えてきている。なんだか不思議な光景。そして右側は結構な高度感で高さがあります。しかも灰色の砂利だからなんかこわい。触ってみたらしっかり硬いんやけど、なんか崩れたりせえへんのかな、とか考えてしまって。ある程度道幅があるところはいいけど細くなると、左の斜面側に寄って尾根部分は歩けないビビり。まだ道は続いてたけど、怖くなって500mちょっと歩いてから左手の安全そうな道に合流しました。

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振り返るとマッターホルン

 

ここからTaesch方面の上級コース(白青白)の分岐まで歩きます。

氷河を眺めながらのんびり

分岐近くの岩に腰かけて休憩タイム。でもここからだとモレーンが目の前にあって氷河がよく見えない。高度感が怖かったけど、そこで座ってる夫婦や歩いてくる若者に勇気をもらって、モレーン上に座ってみた。やっぱりどきどきしたけど、眺めは最高!!

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Findelglescherを眺める

ちなみにこのモレーン上の道は地図では黒の点線。つまり轍はあるけど、ちゃんとマークはついてないので、整備されているわけではなさそう。私が怖くてすぐに中級コースのマーク付きの道に移動したけど、何人かは歩いているのを見かけました。一応張り紙みたいなのがされていて、おそらく注意マークでした。(遠くから双眼鏡で覗いて目を凝らしたけどはっきりとはわかりません。怖いのでそこまでも行けてません。)ので、こちらの道は自己責任ですね。とってもいい景色なのですが、写真を撮る時も足元にはご注意ください。 

奥に行くと小さな湖があって、風さえなければここでも逆さマッターホルン見えると思う!あとクライミングコースが整備されていて、ビレーをつけて上っている団体もいました。(クライミングコースはヒュッテに詳細が掲示されています。)ヒュッテ奥はあまり人もいないし、なんだか隠れたいい場所を見つけた気分でよかったです。

満足満足

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犬が吠えていたから見上げてみるとシュタインボック!

ワンちゃん教えてくれてありがとう!