スイスと山とドイツ語と

山行記録とドイツ語メモ by スイスの駐在妻

【山行③スイス・ユングフラウ地方】ファウルホルン→シーニゲプラッテ

事前に調べたところ”かなり展望がよい尾根道”とのこと。

景色を楽しみに計画にいれました。

しかし天気はイマイチ。

ちなみに昨晩の夕飯中にはヒョウが降り、夜はずっと雨で星空は見れず、

朝焼けを見るために早起きしたけど、雲に覆われた空に加えて強風。

頂上に行ったけど(大部屋から2分)風が怖すぎて即布団に戻りました。笑

一応、雲は色づいててきれいやったけど、いい感じの写真を撮る余裕はなく、なにかの線が入った写真がやっと。

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ファウルホルン頂上からの朝焼け(惜しい!?)

結果的には出発直後にはヒョウに見舞われたものの、

(ウソやろ?雨でもなくヒョウ?顔当たったら痛いやん!)

午後に向けてなんとか持ち直して青空!そして暑いくらいにまでなって、

シーニゲプラッテの駅についた途端に雷の音が聞こえ始める。

なんだか天気に左右される山行が続きますが、無事に楽しく歩けたので結果オーライ!

道は岩の感じもあればお花がたくさんあったり、変化に富んでいてとてもとても楽しかった!

 

概要

スタート地点:ファウルホルン Faulhorn 2681m

経由地:山小屋兼レストラン Berghaus Männdlienen 2345m

ゴール地点:シーニゲプラッテ Schynige Platte 1987m

時間:9:50発 15:00着

行動時間:5時間10分

全行程:10.4 km、登り586m、下り1242m

※全行程はKarten der SchweizのHP測量で確認(やや曖昧)

 

おススメ度

山登りをする人からの

「ちょっとマイナーなところに行ってみたい。」

ならここをおススメします!!

健脚な方なら、山行②と合わせて一日で行くコースもあり!

 

ポイント:尾根の道が気持ちいい!

     氷河の跡かな?岩の道もおもしろい。

     お花がいっぱい見れる!

     シーニゲプラッテは植物園もあって、そこでエーデルワイス見ました。

レベル:中級

    シーニゲプラッテだけなら初級コースから様々なバリエーションあり

    (登山鉄道でふもとから往復できるよ!)

時間:シーニゲプラッテまでコースタイム3時間

   私たちはシーニゲプラッテで展望を求めて遠回りをしています(+1時間くらい?)

 

ヘリコプター近い!荷物運びありがとう!

朝から天気予報をチェックするも、まあどこかで雨に降られるのは変わらなそう。

しっかり朝ごはんを食べてからゆっくりめに出発することに。

するとなんと昨日の頂上の展望台のところにヘリコプターが!

近い!そしてこの後は着陸することなく荷物の運搬で何往復かしていました。

このヘリのおかげで食材も届き、トイレも普通にすることができるのです。感謝。

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ファウルホルンで見たヘリコプター

ファウルホルン→シーニゲプラッテ

ファウルホルンヒュッテから尾根道を歩きます。

ヒョウに降られたので写真がなくて前日に頂上から撮った写真です。

道はわりと平坦な砂地と岩が転がってる感じ。

1時間くらいしたら山小屋が見えてきて、その後やや急な下りを気を付けながら下ります。下りだからいいけど、上りは息切れそう。すれちがった女子ーズふぁいと!

山小屋でトイレを借りて(2CHF)、先へ進みます。

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左)ファウルホルンがらシーニゲプラッテ方面の尾根道

右)山小屋兼レストラン Berghaus Männdlienen

山小屋からも標識通りに歩いて、隣の尾根を巻き込むような形で道が続きます。

はじめやや戻るような方向になりますがご心配なく。

ここの道がなかなかおもしろい。白い岩がごつごつ。

そして山を巻き込んでシーニゲプラッテ方面へ向きを変えるとこの絶景。

両側を山に挟まれた場所。まっすぐに伸びる道が見えます。ひたすら歩く。

左側は岩がゴロゴロしていて落石があったらこわいので、淡々と歩いて上に岩がないところでランチ休憩。

山と山に挟まれて不思議な場所。山も緑メインじゃなくて岩の茶色と白!面白くてずっと眺めていられそう。右側の山は白い面が多くてほぼ岩に見えるけど緑の牧草地に牛が見えました。

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左)白い岩のみち 右)また違う山に挟まれる

 

ランチ休憩の後、徐々に緑が増える道を上ったり下ったりしながらシーニゲプラッテへ。

左側の尾根が切れるとユングフラウ三山も見えてきます!

途中ガレの巻き道もありますが、足元は整備されているのでしっかり歩けば大丈夫。

そしてシーニゲプラッテが見えた!きれい!

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シーニゲプラッテ 左端に見える建物が駅とレストラン

シーニゲプラッテに入ると左方向が駅に近くて短いコース。

右方向に行くと遠回りだけど尾根沿いで湖もみれる絶景コース。

(標識はあったけど、写真撮ってなくてコースタイムの情報がない、、、すみません)

私達は右方向のコースを選んで尾根道を歩いて、最後の見晴らしポイントまでの上りはやめて植物園を通るコースへ。約1時間半くらい。思ったより時間がかかったけど、景色は最高で気持ちよかった!

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左)ブリエンツ湖 中)トゥーン湖 右)ユングフラウ三山(が見えるはず笑)

シーニゲプラッテはふもとのWilderswillからシーニゲプラッテ鉄道が走っています。

備考)・途中駅Breitlauenenで降りることもできる。

   ・Half  Fare Travelcardで片道16CHF

   ・所要時間 約50分

   ・20分に1本の間隔(季節や時間帯によると思うので要確認)

シーニゲプラッテのパンフレットには20分から2時間半までの周遊コースも記載しています。また植物園もあるのでそこだけでも楽しいかも。レベルに合わせて選べるのがいいと思います!

ちなみに私たちの逆、シーニゲプラッテ→ファウルホルン→フィルストで6時間10分だそうです。

植物園でエーデルワイスを見て(育てられてるエーデルワイスやけど見れてよかった!)

駅へ到着。今日の山行完了。

天気も持ち直して、歩きごたえのある道で楽しい山行でした!

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左)シーニゲプラッテ鉄道 右)下りの車窓からトゥーン湖と前を走る電車

 

【山行②-αスイス・ユングフラウ地方】山小屋情報 ファウルホルンヒュッテ

ファウルホルンヒュッテ Berghotel Faulhorn 2681m

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ファウルホルン山頂の山小屋


山小屋兼レストラン

1830年からあるらしい!すごい歴史のある山小屋!!

 

HPは英語かドイツ語が選択できるので正確な情報はそちらから読んでください。

https://www.faulhorn.ch/home

 

ここから先の情報は滞在して分かったことですが、

その時々で変わることもあると思うので参考までに。

ただ行く前に誰か日本人で泊まったことある情報ないかな~と調べて見つけることができなかったので、口コミが知りたい人用です。

私達はコロナのロックダウン明けに滞在(2020年7月)。

個室はすでに満室だったので大部屋に泊まってます。

 

基本情報

料金:大部屋一泊朝食付き 51CHF

夕食:18:00~19:00 23~28CHF

朝食:7:30~8:45

※山小屋は朝夕込みが多いですが、ここは夕食のメニューが選択出来るので夕食別の珍しい料金の記載方法でした。

・料金の支払いは夕食後。チェックインの時は名前の確認くらい。

・予約はHPから

・キャンセルは2日前の10時までは無料、それ以降はお金かかります。(人数多いともう少し早めなので、予約後のメールを要確認)

・到着が18時以降になる場合は電話してくださいって書いてた。(山小屋到着時間を遅くする人はいないと思うけど、予期せぬことが起ったりね)

・翌日のランチが必要なら夕飯の時に注文する。(サンドイッチおいしかった!ピクルスとサラミやったかな。)

・朝食は7:30~8:45。パンとチーズ、シリアル。コーヒー、紅茶の基本セットでした。しっかり食べれます。

・水は飲めないのでレストランで購入。あったかいお茶は1L 4CHFで朝食時に入れてもらえます。私たちはペットボトル1.5Lを買いました。

・インナーシュラフ必須。山小屋でも売っているけど持ってくるのがベスト。ちなみにコロナ後の再開で、基本的には「マットレスのみあるのでシュラフを持参してください」が多いよう。掛け布団あるよ、は珍しいのかな?(コロナ対策で人数少なくしているからか、大部屋は寒くてシュラフも併用しました。体感温度は個人差あるのでなんとも言えないですが、、、)

・大部屋は32人部屋と30人部屋のふたつ。私が宿泊した日は32人部屋に3人グループ1組と2人グループ3組の計9人の宿泊。

グループ間に仕切り板(20cmくらい)がくるように間隔を空けての配置で、上の段には誰もいない状態でした。これなら安心。

・大部屋はスリッパ持参と記載してたけど、箱にたくさんスリッパありました。私たちは持参したスリッパ(クロックス)を履いてたけど、もしか最大人数ならなくなるかもしれないので持参するのがベスト。個室なら備えつけだそうです。

・トイレはレストラン利用の人も使用する外2つ、大部屋宿泊者用の室内1つ。

(レストランのお客さんと宿泊者のみ使用可、コロナ対策でお金払ってトイレだけ借りるのはしてなかった)

・洗面台は6つくらいが室内。

・レストランとトイレ、宿泊場所までは外を移動。短いけど雨降ってると少し濡れる。

 

だいたいこんな感じでしょうか。

 

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大部屋の様子

 

 

ちなみに夕食のメニューは黒板に書いてます。おいしかった!

私たちはお肉が食べたくて上のメニューを選びました。スープとパンがはじめに来て、そのあとメイン。

そしてかなりびっくりしたことに、向かいのテーブルにいた3人家族が全員お代わりして別のメニューをしかもスープから食べてた!つまりひとり27 + 23 = 50 CHFの夕食。ってか、ふつうにかなりおなかいっぱいになる量でおかわり食べれることに衝撃!スタッフのお姉さんにお代わりいるか聞かれて「おなかいっぱいだよ~」って答えたけど、そういう意味やったんか!山に登る人はエネルギー使うし大食いの人も多いんかな。

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本日の夕食

 

 

到着後の過ごし方はみんなかなり自由。

天気がよければテラスが人気やと思うけど、

風も強くて寒かったし雨も降ってきたからだいたいはレストラン内の指定の席で思い思いに過ごします。(本を読んでる人やトランプしている家族も、ステキ!)

指定席はコロナ対策なのか、グループごとの席にしてくれてて、近いところは透明の板も置いてくれてました。

 

ファウルホルンヒュッテの行き方

パンフレット記載の経路を記載します。

ちなみにスイスのコースタイムは日本よりも早く歩く想定なので、健脚で早く歩く方はこの時間で見積もっていただけますが、歩くスピードや休憩、写真タイムを考慮して考えていただければと思います。

 

上り

・約2時間 First-Bachsee-Faulhorn

・約4時間 Schynige Platte-Faulhorn

       Grosse Scheidegg-Grindelalp-Bachsee-Faulhorn

・約5時間 Grindelwald-Waldspitz-Bachsee-Faulhorn

                  Iseltwald-Bättenalp-Schwabhorn-Faulhorn

 

下り

・約1時間半 Faulhorn-Bussalp (Bus stop)

・約3時間 Faulhorn-Schynigeplatte

                  Faulhorn-Bachsee-Waldspitz-Grindelwald

                  Faulhorn-Bachsee-First-Grosse Scheidegg

                  Faulhorn-Bussalp-Grindelwald

・約5時間 Faulhorn-Hagelseeli-Wart-Grosse Scheidegg

・約6時間 Faulhorn-Meiringen

 

 

おわりに

ファウルホルンヒュッテはまた行ってもいいかな~と思える山小屋でした!

経路も様々あるので、体力・天候で選べる余地があるのもいいと思います。

【山行②スイス・ユングフラウ地方】フィルスト→ファウルホルン 山小屋泊Berghotel Faulhorn

今日の最終目的地はファウルホルンヒュッテ。

ヒュッテはドイツ語でHütte。山小屋という意味。

日本でも「~ヒュッテ」ってあるけど、ドイツ語由来やったんや!

正確にはBerghotel FaulhornでHPあります。(https://www.faulhorn.ch/home

確かに個室(2人、3人)もあるのでホテルともいえるかな?

 

概要

スタート地点:フィルスト First 2167m

経由地:バッハアルプゼー Bachsee 2265m

ゴール地点:ファウルホルン Faulhorn 2681m

時間:9:45発 12:15着

行動時間:2時間30分(休憩なし、立ち止まって水分補給程度)

全行程:5.41 km、上り647m、下り134m

※全行程はKarten der SchweizのHP測量で確認(やや曖昧)

 

おススメ度

山登りをする人からの

「ちょっとマイナーなところに行ってみたい。」

ならここをおススメします!!

健脚な方なら、山行③と合わせて一日で行くコースもあり!

 

ポイント:バッハアルプゼーはわりと有名。

     ファウルホルン山頂からの眺めは最高!

レベル:バッハアルプゼーまでは初級。往復する人多い!

    そこからファウルホルンまでは中級。

時間:バッハアルプゼーまで1時間

   ファウルホルンまで2時間30分

 

いざ!山小屋へ!!

今回の旅行の目的、スイスの山小屋デビューを果たす日。

ファウルホルンヒュッテを選んだ理由は

・360℃の眺望 標高2681mの山頂にある!

・中級レベルで時間も短くアクセスできる

でした。

山小屋で夕日・満点の星空・朝日を見るのを楽しみ予約しました。

なんなら星空を最高の状態で見るために、ばっちり新月の日に合わせてます。

ただ予約してから重要なことに気づいたけど、

7月のスイスは日の入り21時半、日の出5時半。。。笑

きっと消灯の22時はまだ明るい。疲れているのに起きていられるのかどうか。笑

 

そしてさらに残念なことに天気がイマイチ。きっと星空は見れない。

1週間前から天気予報を見ては雨予報、さらには雷マークもついてるのをチェックし続け、当日まで変わらず。。

・いつも使っている天気予報アプリは12時以降から雷マーク

・雷マークのない他の天気予報サイト

・「夕立なら15時以降だろうね」というおじちゃんの意見

をまとめて、多分大丈夫だろうけど、安全には安全を期して午前中に山小屋到着を目指すことに。

グロッセ・シャイデック(Grosse Scheidegg)からスタートする予定をフィルストのゴンドラ駅出発に変更しました。

 

フィルスト→バッハアルプゼー

標高2265mの山上湖バッハアルプゼーへ!

標準コースタイム 1:00

 

ゴンドラで2167mのフィルストまで一気に上がる。

自動改札を通ったらゴンドラに勝手に搭乗。(混んでいれば係員の人がいるんやろか)

コロナもあるし敢えて詰めたりせずに自分たちだけで優雅に空中散歩♪

備考)・途中駅Bort、Schreckfeldで降りることもできる。

   ・Half  Fare Travelcardで15.5CHF

   ・所要時間 約30分

途中駅のアクティビティも気になったけど今回はパス。

 

フィルスト駅のトイレがかなりキレイでびっくり!

駅で準備体操している間に雨が降ってきたので、上下レインウェアを着て出発!

 

フィルストにはクリフウォーク Cliff Walkという崖周りに遊歩道が設置していて歩くことができるよう。ちなみにタダです!

私達は入口で写真だけ撮ったけど、絶対に足すくむやつやな。

こういう道が好きな方はどうぞ。笑

パンフレットにはアドレナリンレベル4(5点中)と書いてましたとさ!笑

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フィルストのクリフウォーク

 

バッハアルプゼーまでは初級コースなので歩きやすい。

ただ歩きマークの方は一部細くて歩きにくいところもあるので、自信のない人は自転車マークの方に行けば広くて安心かも。

 

本格的に降ってくる雨と強風に立ち向かい、バッハアルプゼーまではのんびりモードのつもりやったけど「思ってたより本気の雨やな~」とやや戦闘モードで歩くこと約1時間。バッハアルプゼーに到着。

雨も止んでいたので、ベンチもあって休憩している人も多め。晴れていれば最高の景色なんやろな~湖に山映ったりするんかな?

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左)かわいい綿毛とおたまじゃくし 右)見えた!バッハアルプゼー

天気が読めないので行動食を軽く食べてファウルホルンへ歩き始める。

 

バッハアルプゼー→ファウルホルン

標準コースタイム 1:30

ここからは中級レベル。がんばっていきましょう!

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バッハアルプゼーと氷河に覆われる山々を眺める

 

上りはゆっくりと同じペースで歩みを進めることを意識して一歩一歩着実に。振り返るとバッハアルプゼーにかっこいい山々が!雲はあるけど見とれてしまう。

坂道を黙々と上る。上る。上る。

砂利の道がじぐざぐと続きます。風は強いけど雨が降ってなくてよかった~!

写真がいい感じのがなくて歩いてるの映ってるけど。あと途中のBurgihittaでおっちゃんたちが屋根の修復中。何の小屋やろ?もしか悪天候になったら逃げこむところかな?ありがとう!と思いながら通り過ぎました。

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左)ひたすら上ります! 右)Bergihitta おっちゃんたちありがとう

スタートから見えてたけどファウルホルンが近くなってきた!

最後の分岐で15分と書いてます。ちなみに反対のシーニゲプラッテからでも頂上にいけます。(昼食後に反対から上ってみました) 

 比較すると、フィルスト側からの方が断然上りやすい。むしろしっかり整備されていて小型重機も動かせるくらいです。

シーニゲプラッテ側はかなり岩々。でもちゃんと道は分かるので上れます。どっちから上るかはお好みで♪

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ファウルホルン 頂上に山小屋兼レストラン

12時は少し過ぎたけど予定通り早めの山小屋到着。

今日の山行はとにかく安全第一の判断で最短ルートを選択。雨には降られたし強風やったけど、雷は避けれてよかった。

湖とかもきれいやったけど、とにかく山小屋に無事に到着した安堵感が大きかった今日の山行完了!

 

ファウルホルン頂上からの最高の眺め!

山小屋のチェックインは15時からなので、荷物だけレストラン入口に置かせてもらって頂上でお昼ご飯。ブリエンツ湖方面もグリンデルワルド方面も両方見える贅沢ポイント。グリンデルワルド方面で目の前に見えるのは Simelhorn と Reeti。なかなかの存在感がすごいです!

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ファウルホルン頂上からブリエンツ湖方面

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ファウルホルン頂上からグリンデルワルド方面


お昼ご飯の後、もうしばらく晴れてそうだったので下に見える雪渓へお散歩。ちょうどヤギさんたちが通った足跡を見つけました!

グリンデルワルド方面はユングフラウ三山のパノラマビューが見えるはずやけど、残念ながら雲のなか。シーニゲプラッテ方面が眺めがよさそうだったので、そちらでのんびり。

こんなふうにひたすらのんびりできるのも山小屋泊のメリットやんね!

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左)ファウルホルン頂上近くの雪渓 右)ヤギの足跡

 

雷の気配がしてきたので山小屋に戻ってホットチョコレートとビールで乾杯!

 

 

山小屋情報は別で詳しく書くとして、山行②としてはこのくらいで終わりにします。

 

山の天気は急変したらこわいし、天気予報ちゃんとみて無理はしない。チャレンジはしない。これ基本。

結果論やけど、、、雷も夕方からやったしGrosse ScheideggからFirstの1時間半を足してもきっと大丈夫やったけど、安全第一。まあ結果論やしね。

【山行①スイス・ユングフラウ地方】アイガートレイル Eiger Trail

絶好のアイガー日和。

圧倒的な存在感のアイガー北壁。

山が好きな人でもそうじゃなくても聞いたことあるかな?アイガー北壁!

むちゃむちゃすごかった!

そしてここを登ろうと思う人がいることに衝撃。

私は見るだけでおなか一杯。

いや~行ってよかった!!

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間近に迫るアイガー北壁

概要

スタート地点:クライネシャイデック Kleine Scheidegg 2061m

経由地:アイガーグレッチャー Eigergletscher 2320m

ゴール地点:アルピグレン Alpiglen 1616m

時間:10:10発 15:30着

行動時間:3時間25分(休憩 約2時間)

全行程:9.57 km、登り363m、下り815m

※行動時間と全行はアプリ[bergfex Touren]の記録

 

おススメ度

山登りをする人からの「グリンデルワルドで1日時間があるんやけど、どこがいい?」

ならここをおススメします!!

 

ポイント:眺望の良さ!ユングフラウ三山と氷河にどんどん近づく感じ。そしてなんといってもアイガー北壁!

レベル:中級

時間:4時間10分(ユングフラウ・アイガーウォークの登りは1時間10分にしてます)

もしかさらに距離を伸ばしたかったら、

スタートを変えて

+メンリッヒェン→クライネシャイデック(初級、1時間30分、王道コース)

もしくはゴールを変えて

アルピグレン→ブランデッグ、グルンドもしくはグリンデルワルド(所要時間不明)

とかをつけ足してもよいと思います!

 

最高の眺め!アイガートレイル

絶対に行きたかったアイガートレイル。

(地図にも案内にもEiger Trailってちゃんと書いてます!!)

概要でお気づきの方もいるかと、、、休憩2時間て(どんだけ休憩するねん!)

つまりそれくらい気持ちがいいのです!

ずっと眺めていたいポイントが多くて、

ついつい足を止め、お昼ご飯ものんびり♪

そして最後に書く小話の理由もあり(よかったら読んでね!)

時間に余裕があるから、心にも行動にも余裕だらけ。笑

そんなわけでとにかく素晴らしい山行。

 

 

ではでは山行記録に移ります。

 

クライネシャイデック→アイガーグレッチャー Jungfrau Eiger Walk

下りの標準コースタイム 0:50~1:00

 

グリンデルワルドからクライネシャイデックまでは登山鉄道でラクラク移動。

備考)・30分に1本

   ・Half  Fare Travelcardで15.5CHF

   ・所要時間 約30分

 

クライネシャイデックでトイレと準備体操をしていざ出発!

トイレ近くに飲み水くめる場所がありました。

 

クライネシャイデックからアイガーグレッチャーまではゆったりとした上り。

急登もないのでちょうどよいウォーミングアップ。

時たま走るユングフラウ鉄道沿いを歩きます。

貯水湖Fallbodenseeの傍を通り、トンネルをくぐって、牛さんとも遭遇しながら楽しい山道。

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もうすぐアイガーグレッチャーというところで分岐、どちらも駅の表示はあるので地図で道を確認。どうやら電車マークもある左が王道らしいが、右のほうがより氷河に近くなるのでそちらを選択。もしか危なそうな道だったらここまで戻ってくればいいさ!

そしたらその道が正解!岩場だがスペースのある見晴らしのいい場所で何グループかが立ち止まっていたので、私たちも氷河を背景に記念撮影。

そして歩き始めてすぐに「バーン!」と大きい音がして振り返ると、氷河が落ちてる!落ちた瞬間は見てないけど白い雪?氷の流れが見えた!もう少し広場で眺めとけばよかったな~と思いつつ、氷河ってホンマに流れてるんや!と感動。

砂利の細い坂道を気を付けて歩いてアイガーグレッチャーに到着。

11時半くらい、つまりここまで1時間20分。登りで写真も撮ったりしてたからそんなもんかな。

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アイガーグレッチャー→アルピグレン Eiger Trail

標準コースタイム 2:50~3:00

ここからが本命。

アイガーグレッチャーの駅でトイレを借りて、いざ出発!

元の道が工事中らしく迂回路の表示に従って歩きます。(Umleitung 迂回路、新単語を習得!)

(ってか迂回って臨時やんな?ちゃんとした道でさすがスイス!)

 小さな上り下りはあるもののしっかり整備された道で歩きやすい。

そして右手にはアイガー!

(ユングフラウ地方はじめての私たちはまだ山を見分けることができず、この壁?これ?向こうちゃう?と周りの人に聞かれたら恥ずかしい会話をしながら進みます。笑 壁だらけやねんもん。

ちゃんとアイガー北壁の登り口着いたら案内板もあるし、ベンチやら原っぱでみんな休憩してるからわかったで!

アイガー北壁直下についたところでお昼休憩。

写真の記録を見ると12:50~13:10の1時間20分はそこにいた模様。汗笑

アイガーを見たり、反対のメンリッヘェン方面の山並みを見たり。

岩登りコースにチャレンジしている人を見つけて応援したり。

今日は時間たっぷりあるからいいやんな!笑

 

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休憩後も気持ちのいい道を歩く。歩く。歩く。

がれ道や雪渓も一部残っていた。そこそこ下りの感じも出てくるから、ひざクッションを意識して。

そして滝。こわいこわいとビビりながら近づいて水しぶきでひんやり。

そのあとはじぐざぐの下りでアルピグレンへ。

アルピグレンにはレストランもあってビール飲んでご飯食べたり、ケーキやコーヒーでまったりしている人も。私達は節約でレストランには入らなかったけれど、景色もいいのでゴールの目標にしてもいいかもです!

(個人的な思い出やから小さめ。この道の途中で同じホステル滞在の父娘に遭遇。今からアイガー北壁の横の岩登りするらしい!そんなに本格的じゃないから!って。え、ホンマ!?女の子、大きく見積もっても中学生くらいやねんけど?しかもアイガートレイルを登ってからの岩登り。すごすぎ!そして、女の子がホステルですれ違う時は恥ずかしそうに挨拶する感じやったけど、満面の笑顔でときめいた!!かわい!

その後、ちゃんとホステルで無事再会しました。父娘で山旅行ってステキ!)

 

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ちょうどいいタイミングで登山鉄道も来たので、グリンデルワルドまで帰って今日の山行完了!楽しかった!

 

しょうもない小話 kobanashi

本当はユングフラウヨッホまで行く計画だったんです。本当は。

グリンデルワルド1034m、ユングフラウ鉄道駅3453m、展望台3571mで一気に鉄道で上がると高山病になる人もいるって読んで、(だいたいそのまま上がってるみたいやったけど)

クライネシャイデックからアイガーグレッチャーまで高度慣らしも兼ねて歩いて、

アイガーグレッチャーからユングフラウに鉄道で行って、

展望台を満喫してから、アイガーグレッチャーまで戻って歩き始める!

なんて名案!!

ただコロナ対応で「席の予約を強く勧める」で予約の仕方が分からなくて、

グリンデルワルド入りした前日にインフォメーションに行くと、

明日は午前は全て予約済み。帰りも最終便しか残ってない。とのこと。

そんなに人気なんや~!って思ったけど、また来ることあるやろうってことで歩きだけに変更。 (気持ちの切り替えかなり早め。笑)

 

でも実は、席の予約してなくてもチケットさえ買えれば乗れたらしい!

同じホステル宿泊のおじちゃんが教えてくれた~

1本は見送ったけど列に並んどけばいけるよ!って。

クライネシャイデックで見たたくさんの人は並んでいたのか~

確かに「席の予約を強く勧める」で絶対ではなかったか。

インフォメーションでの質問の仕方を反省しつつも、

窓口のお姉さんも安全対策やからホンマは行けるけど~みたいなこと言えへんかったかもやし、 今回は「ま、いっか」てなわけでした。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます!

とりあえずこの記事が私のブログ1本目になりそうです。

ホントは地図とか載せれたらいいな~と思ってたけど、著作権やらややこしそうやからなしでアップロードします。

続きの山行も書くぞ~!